外反母趾とハイヒール


「ハイヒールで外反母趾になる」はウソ!?意外なハイヒールの真実

日本人女性の50%が外反母趾

外反母趾が、女性に多く見られる症状という事はご存知の方が多いでしょう。男女比は、1:10で女性が多いと言われています。そして、軽度のものや自覚症状のないものも含めると女性の50%が外反母趾で悩んでいます。(平成21年 総務省調べ 推定値)

男女でこれだけの差があるということは、女性特有の生活習慣や、体の特徴が影響しているというのがお分かりいただけるでしょう。

外反母趾の原因とは

そもそも外反母趾とはなんでしょうか。

外反母趾とは、足の親指が小指の方に曲がっていく症状の総称を言い、身体の中心線 から見て親指が外側に曲がっているので「外反母趾」と呼ばれています。

痛みがある場合とない場合があり症状の進行具合や指の曲がり方によっても自覚の仕方は違います。歩いたり、たったりするだけでも痛みを感じるような場合もあります。
ちなみに、外反母趾とは逆に足の小指が親指の方向に曲がってしまう症状は「内反小趾(ないはんしょうし)」と呼ばれる。いずれも原因は同じです。

原因としては、指のつけ根にある「深横中足靭帯」が何らかの要因で伸びたり、緩んだりした際、さらに靴など履物によって締め付けられることで、親指が小指側に曲り変形していくことです。つまり窮屈な靴や、足に合わない靴を履いている場合になりやすいため、ハイヒールなどのかかとの高い靴を長時間履いている場合になりやすいと言われています。

逆に幅の広すぎる靴を履くことが原因で外反母趾になる可能性もあります。靴に余裕があると、足が前に滑り込み、あまったつま先部分に足の指が入り込んで圧迫され、発症します。

つまり、ハイヒールを履いていなくても、外反母趾、あるいは内反小趾になる可能性は十分にあるのです。

ハイヒールを履いている人は外反母趾?

外反母趾が悪化すると、歩くのが困難な程といいます。ハイヒールを好んで履く人が外反母趾になっていたらそんなにしょっちゅう履いていられません。みんな痛みをこらえながら歩いているのでしょうか?もちろんそんなわけは無いと思います。

じつは、ハイヒールマニアの記者の私ももちろん毎日ハイヒールを履いていますが、足は至って健康です。外反母趾で悩んだ事はありません。逆に、ハイヒールを普段はかず、スニーカー派という友人でも外反母趾で悩んでいる友人もいます。

「どんな靴を履くか」よりも「自分の足にフィットするか」で選ぶ

先ほど外反母趾の主な原因は、「足にあわない靴を履いている」事だと書きました。やはり問題はここにあるようです。
ハイヒールはきちんと試着して履いていますか?足の形は人それぞれ、ブランドによっても同じサイズでも形が違いますので、試着は必須です。そして、自分の足にフィットさせるためには、中敷を足したりする工夫も必要になることがあります。外反母趾に悩む方は、まず靴のタイプを見直す前に、ご自分の靴のフィット感を見直してみましょう。スニーカーでも、ハイヒールでも、フラットシューズでも、ブーツでも。どんなタイプのシューズを選ぶ場合でもしっかりフィッティングを行い、自信の無い方はシューズ売り場のスタッフに頼んでフィッティングしてもらいましょう。