親切は人のためならず 自分のためなり

私は恵まれていることに、周りには親切な方がたくさんいます。
さりげなくエレベーターのドアを開けておいてくれたり、列車の中で席を譲ってくれたり。
自分が親切にされていなくても、誰かが誰かに親切にしているところを見ると、暖かな気持ちになりますよね。

今日はそんな心温まる人の親切心をぶち壊すようなことをこちらに書いてみたいと思います。

人の親切心には、いろんな目的があるということです。

相手を立てる年下キャラ親切さんは、短期でワガママ
一つ目の例として、私の友人でこんな人がいますので、ご紹介します。
とても親切で気が利き、人に好かれる。目上のひとを立て、自分は1歩下がったところでサポート役に徹する。自己主張をせず、相手のために尽くすひと。自慢話はせずに、おだて上手で、嫌味のない人。自分よりもまず相手のことを考える人。

こういう人、あなたはどう思いますか?もしあなたが仕事をしている人だったら、部下に欲しい!と思うかもしれません。
または、そういう異性と付き合いたい、と思うかもしれません。
でも実はこういう人には落とし穴があったりします。

まず、なぜこの人は親切なのかを考えてみると分かります。
このようなタイプは、必ずと言っていいほど、短気でわがままです。いずれ自分のその気の短さやわがままで相手に迷惑をかけてしまうことを考えています。迷惑のマイナスに対し、親切でプラスの”貯金”をしておく、と考えれば、気遣いのある人のように思えますが、裏を返せば、迷惑をかけないようにするという選択肢はなく、自分のコントロールができないと考えるほうが正解でしょう。
コンプレックスが強く、いつか誰かを見返したい、自分が上の立場に立ったら思いっきりわがままを言ってやろう、をいう気持ちで、虎視眈々とそのポジションを狙っていますので、要注意人物です。
ここでもまだ(それなら、世渡りがうまくて出世していきそうな人物じゃないか)と思う人がいると思います。というか私もかつてはそう思っていました。しかしこれもまた落とし穴なのです。
このタイプは、自分が一番若手、年下、立場が下ということにやる気を見出しています。もし自分が上の立場に立つと、自分よりも下の立場の人に対して親切心どころか、敵意識を持ってしまいます。何かにつけて文句を言ったり、きつい言葉で叱責してしまいます。なぜなら、”自分こそが完璧な部下”であるという自負があるために、自分基準で優れていない人を認めることができないからです。
結果、自分が責任ある立場などに置かれた瞬間に一切のやる気が失せ、退職、退学、失恋など、その状況から逃げてしまうのです。
つまり、逃げ癖があり、その親切は長続きしないでしょう。

見返りを求めない施し屋さんは、世界で一番自分が好き
次の例として私の母を出しましょう。
母は、街でホームレスや貧しいひとを見ると、自分が持っている食べ物などを分け与えます。縁もゆかりもないひとに、施しをします。決して見返りは求めません。どうしてそんなことをするの?と聞いてみたところ、「だって優越感に浸れるじゃない」と。
この回答、皆さんはどのように受け止めたでしょうか。
なんだか変わった人だな、と思いませんか。

施しを受ける方も、「急になんだ?」と思ってしまいますし、「そんなものいらない!」とプライド高い人は突っぱねてしまいそうです。
人によっては”マウンティング”と受け取ってしまうかも。
そうです、施し屋さんはそれが狙いです。

自分が世の中で一番!と思っているので、相手にそれを知らしめたいのです。
ちょっと面倒くさいタイプといえますね。
しかし、案外、自分の満足感のために動くタイプですので、周りには害はなく、意外と付き合いやすいかもしれませんね。